古典落語を愉しむ

  一時期、落語がブームになったことがありました。

 長瀬智也岡田准一、主演の「タイガー&ドラゴン」この作品は『古典落語』という一般的に敬遠しがちなモノを、人気俳優陣と宮藤官九郎の脚本という事で、スマッシュヒットしました。未聴の方は是非。笑い転げる事、間違いなしです。若い世代に対して、落語をコミカライズにし幅広く普及した作品だと思います。

 

 そして落語に関して面白い本を紹介したいと思います。落語の面白さを丁寧に分かり易く解説してくれています。

 例えば古典落語の代表的な作品ですと、、

 

『芝浜』『まんじゅうこわい』『寿限無

 

が有名どころです。上記の作品は内容は知らなくてもタイトルは一度は聞いた事がある噺だと思います。オチがしっかりとしていて教訓になったり、なるほどと思わず頷いてしまうモノばかりです。

 落語には「人の心をつかむ術」「人間の変わらない本質」「日本の文化・価値観を知るツール」など色々な事が学べ、プレゼンテーションでも落語の教養を身につけていると話し方が上手になるそうです。かの著名人ですと吉田茂元首相や小泉進次郎氏も落語愛していると言います。

 

 落語は昔話を面白くした噺です。昔話というと敬遠しがちですが、現代風にアレンジしてもOKという事です。時には話の顛末も変わってしまう場合もあるそうです。いわば著作権なしのカバー曲と同じなのです。なのでクラッシク音楽の様によく分からないは無いです。安心して下さい。

 

 教養として知っていきたい事や「いろは」も解説してくれています。例えば「落語」と「講談」の違い分かりますか?見た目は一緒ですが、その違いは歴然です。

 ゆるさ、面白さ、庶民話が「落語」、真面目、精神統一、武家物語が「講談」です。豆知識や勉強になる事ばかりです。現在の講談社もこの講談からルーツがあるそうです。

 

 現在はYouTubeという便利な動画サイトがありますから、気になった落語を閲覧してみるといいのかもしれません。音だけでなく、噺ている落語家の顔も大切だと思います。

 僕も「温故知新」として過去の人間の温かみを噺にした落語を教訓として活かしていきたいと思います。Classicは不滅です。

 

ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語

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  • 作者:立川談慶
  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

タイガー & ドラゴン DVD-BOX

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  • 発売日: 2005/09/07
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