『ファクトフルネスとは』
突然ですが、クイズに挑戦してみて下さい。
Q1.世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?
A. 50歳
B. 60歳
C. 70歳
Q2.いくらでも電気が使える人は、世界にどのくらいいるでしょうか?
A. 20%
B. 50%
C. 80%
Q3.世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?
A. 約2倍になった
B. あまり変わらない
C. 半分になった
(答えは下にスクロールしてみて下さい↓)
答えはなんと全部「C」です。
そう意外ですよね。色々と驚きです。僕自身もクイズに挑戦しましたが、1問も正解出来なかったです笑(A・B・Bと回答しましたがどれも当たらずハズレでした。)
今回は「ファクトフルネス」海外でもベストセラーになった一冊の紹介です。先入観に囚われない様にする筆者はチンパンジーでも3択なら正解率が高いと揶揄しています。(海外的なニュアンスの言葉選びでしょう笑)
データや数字は正確性があるが、数字を求め過ぎると返って、物事の本質を捉えるのに邪魔になる。またメディアが報道しているイメージが先行してしまうケースが多々あります。それが判断を狂わせてしまいます。
- ネガティブ本能
- パターン化本能
- 犯人探し本能
- 焦り本能
そして人間には上記の様な本能が備わっています。よくない方向に考えが働いてしまいます。この様に考え方を改めないと危険であると著者は警笛を鳴らしています。
各章がクイズと連動しての紹介になります。僕自身はクイズにはほとんど外れてしまいました。著者の仕掛けに見事にハマったのかなと感じました。笑
この本は世界情勢の考え方や物事の見方が180度変化するので面白いです。
どんどん社会情勢はよくなり、裕福な家庭が増えています。しかし、悲観的な報道(地震や津波などの天災、貧困、感染症など)の方がメディアに取り上げられる事が多く、世界はよくなっていないのでは?と勘違いしてしまいます。(もちろん、悲観的な事実も世界には多いです。)
「人の不幸は蜜の味」という事もあるのかもしれません、、
しかし、この「ファクトフルネス」を読むと世界はよくなっている事が実感出来ます。世界は着実にプラスの方向に向いています。世界をもっと知る意味で、大変優良な著書だと思います。オバマ前大統領など各界の著名人がオススメしている理由も納得です。
思い込みを乗り越え、データを基に世界を正確にみる習慣を。「ファクトフルネス」を読んで実践していきましょう。
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 発売日: 2019/01/01
- メディア: Kindle版